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2017.5.25

病院・クリニック待合室のフリーWi-Fi環境整備について(無料Wi-Fi設置)

スマートフォンが普及して、ストリーミングの動画や音楽配信によるコンテンツを、暇つぶしに閲覧することが日常的になりました。

 

様々なジャンルに対応しており、世代を問わず多くの人が日常的に利用していると思います。

 

しかし、データ通信量の増加により、利用限度を超えると速度制限や追加料金の発生など縛りも出てきています。

 

そこで、待ち時間やサービスの一環として、FREE Wi-Fi SPOTを提供する店舗も増えてきました。

 

主にカフェやファーストフードなど、時間を潰す時によく利用するお店に普及しましたが、最近ではあちこちで利用できるようになってきています。

 

以前は電波出力の強い第二世代携帯電話が主力で、その電波が医療機器に影響を及ぼす可能性があるため、医療機関での通信機器の使用は御法度でした。

しかし、平成24年7月以降は第二世代携帯電話のサービスが終了し、医療機関のICT化の促進や、患者サービスの向上のため、総務省と厚生労働省より緩和された指針が公表されています。

 

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《医療機関における携帯電話等の使用に関する指針》

―医療機関でのより安心・安全な無線通信機器の活用のために―

平成 26 年 8 月19 日 電波環境協議会より、内容の一部抜粋

①待合室、ロビー、食堂、廊下、エレベーターホール 等 通常は医用電気機器が存在しないエリアであるため、マナーには配慮しつつ、通話 等を含めて使用可能とすることができる。ただし、医用電気機器を使用している患者 がいる場合、医用電気機器から設定された離隔距離以上離すこと。また、使用が制限 されるエリアに隣接している場合は、必要に応じて使用制限を設定すること。なお、歩きながらの使用(いわゆる歩きスマホ)は危険であるため、控えるよう注意喚起をすること。

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簡単にまとめると、日本で販売されているWi-Fi等の通信機器には、必ず安全基準をクリアした技適マークが付いており、利用場所を考えればクリニックや病院でも無料のWi-Fiスポットを設置しても問題がありません。

医療機関の性質上、患者様の待ち時間はどうしても発生します。
最近では待合室に置いてある雑誌や本を読む人も減り、どちらかというとみんなスマートフォンを触っている印象があります。
そんな時にフリーのWi-Fi接続環境が整備されていたら、患者様にとって非常に喜ばれます。

 

 

ここで問題ですが、どうやってFREE Wi-Fi SPOTを開設するのか?

無料で設置してくれる会社や大手携帯電話会社によるサービスなどありますが、利用者にとっては個人情報の登録が必要だったり、利用が有料だったり、各キャリアに設置をお願いする必要があるなど、まったくフリーで使いやすいとはいえない状況があります。

 

また、無料で設置される機器にも問題があり、数名の人が動画を見ただけで、機器の通信がパンクしてしまい、すぐに重くなってしまうなど利用者にとって全く使い勝手が全くよくありません。

 

その問題を解決するために、自前で業務用のルーターと無線機の設置と設定をする必要があります。また、心配なセキュリティーに関しては、電子カルテなど病院のネットワークと別に回線契約すれば解決します。

 

必要な経費は、導入のためのLANの配線工事、配電工事、光通信の引き込み工事、業務用のルーターと無線機の購入と設置工事、設定費用になります。

 

ただし、設定に関して知識がないことをいいことに、高い設定費など請求してくる業者もいるため注意が必要です。高度なセキュリティーシステムを組むなら、専門的な知識がないとできませんが、ルーターと無線のオリジナル設定なら、少し知識があれば誰でもできます。

 

後は、毎月の光回線の契約費用、プロバイダーの契約費用、電気代になります。

 

待合室に週刊誌や様々な雑誌を購入するより、よほど費用対効果は大きいと感じます。
病院や介護施設、クリニックに無料のWi-Fiスポットを設置したいけど、方法がわからない場合は青見商事で無料メール相談をお受けしますので、気軽にメールしてください。

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